2004年04月23日(金) 12時30分
節電機効果ないと集団訴訟 京都地裁に京都、滋賀の法人ら(京都新聞)
効果がない節電器を購入させられたとして、京都と滋賀の46の個人と法人が23日、販売会社「アイディック」(東京都、2月に破産宣告)の元代表者と、クレジット契約した信販会社7社に、既に支払った代金分にあたる総額約2000万円の損害賠償と、未払い代金の債務不存在の確認を求める集団訴訟を京都地裁に起こした。
訴状によると、原告らは1997−2002年にかけて、「2−4割の節電効果」と勧誘され、1台40−130万円で節電器を購入した。同社が加盟店契約を結んだ信販会社とクレジット契約し、分割で支払う形だったが、節電効果がなかったとしている。原告側は「詐欺的商法で、信販会社は十分な調査をしないで加盟店契約を結び、被害を拡大させた」と主張している。
アイデックは昨年1月に事実上経営破たんし、東京地裁が今年2月に破産宣告した。全国36都道府県で弁護団が結成され、既に28件の同様の集団訴訟が起こされている。京都では、弁護士16人が昨年10月に弁護団を結成し、京滋の102人から相談を受けている。飲食や繊維業などの中小、零細事業者が大半で、京都弁護団は第2次提訴も検討している。(京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040423-00000011-kyt-l26