2004年04月23日(金) 17時46分

農水省職員数人から聴取　偽装牛肉仲介の経緯ただす（共同通信）

　大阪府食肉事業協同組合連合会（府肉連）の牛肉偽装事件で、担当者の偽装牛肉仲介を認めた農水省は２３日、職員数人が府警捜査二課の事情聴取を受けていることを明らかにした。捜査二課は仲介の経緯などをただしているとみられる。
　農水省食肉鶏卵課によると、２００１年１０月から始まった牛海綿状脳症（ＢＳＥ）対策の国産牛肉買い取り事業を担当していた職員は、輸入肉卸「平成フーズ」（広島県呉市）の社長田尻正司容疑者（５６）から牛肉買い取りを依頼され、府肉連副会長の元ハンナン会長浅田満容疑者（６５）を紹介したという。
　田尻容疑者が買い取りを依頼したのは事業対象外の輸入肉加工品９４・５トンで、捜査二課はこの輸入肉加工品を含む５７３トンの牛肉を府肉連から業界団体に買い取らせ、代金の一部約６億４０００万円を詐取したとして、浅田、田尻両容疑者ら１２人を逮捕している。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040423-00000156-kyodo-soci