2004年04月23日(金) 11時30分
業者名公表中止を要請 農相に元ハンナン会長(共同通信)
大阪府食肉事業協同組合連合会(府肉連)の牛肉偽装事件で、詐欺容疑で逮捕された副会長の元ハンナン会長浅田満容疑者(65)らが2年前、牛海綿状脳症(BSE)対策事業で牛肉買い取りを申請した業者名の公表中止を当時の武部勤農相に直接要請していたことが23日、分かった。
府肉連などが買い取らせた牛肉の中には、対象外の輸入肉加工品のほか業者に無断で申請したものがあり、府警捜査二課は虚偽申請の発覚を恐れて直談判に及んだ疑いがあるとみている。
武部氏の話によると、雪印食品の牛肉偽装事件が2002年1月に発覚し、申請業者名の公表を検討中の同年4月、浅田容疑者と府肉連などの牛肉を買い取った全国食肉事業協同組合連合会の会長ら10数人が大臣室を訪問。「意図的ではなく、単純ミスで対象外の肉が入ることもある。小さな業者はつぶれてしまう」と公表中止を求めた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040423-00000074-kyodo-soci