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調べでは、主婦宅に十九日午前十一時ごろ、男の声で電話があり、二男のふりをして「ヤミ金からの借金の返済に困っている」などと、指定した銀行口座に九十八万円を振り込むよう求めた。主婦は正午すぎに振り込んだが、同日夕、二男が帰宅してだまされたことに気付いたという。
一方、日光市の銀行では二十日、同市内の無職女性(73)が、孫のふりをして電話した男に要求されて現金五十万円を振り込もうとした。窓口で応対した行員が確認するよう促し、被害を防いだ。日光署はおれおれ詐欺の未遂事件として調べている。
県警生活安全部のまとめでは、ことし一月から四月十五日までに、おれおれ詐欺の被害届は百三十三件に上っている。このうち、実際に現金がだまし取られた既遂事件は五十件で、被害額は計約六千万円。
県警はあらためて注意を呼び掛けるため、県内全域の町内会などにポスターを配って回覧してもらうなどの対策を取ることにしている。 (吉田 通夫)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20040422/lcl_____tcg_____004.shtml