2004年04月21日(水) 20時59分
食用油処理剤で不当表示 公取委、5社に警告(共同通信)
5社が販売していた食用油処理剤
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使用済み食用油と混ぜて台所の排水口に流せるタイプの食用油処理剤の販売で、実際には効果がないのに環境への影響が著しく減ると誤認させる広告表示をしたとして、公正取引委員会は21日、景品表示法違反(優良誤認)の恐れがあると販売業者5社に警告した。
警告を受けたのは、植木(大阪市)、エヌアンドエス(高知県南国市)、日新メディコ(名古屋市)、トップアイ(同)、東邦テック(兵庫県尼崎市)。
公取委によると、5社は食用油処理剤「油コックさん」「油かたぶら」「あぶらサラサラ」などの販売をめぐり、インターネットのホームページなどに、食用油と処理剤を混ぜて排水口に流している写真を掲載し「自然にやさしく流しても安心」「環境を守りながら配管もスッキリ」などと表示。
しかし公取委が国民生活センター(東京)に処理剤を使用した際の環境への影響について試験を依頼したところ、実際には食用油をそのまま排水口に流すより水質が汚染され、表示のような効果がないことが分かった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040421-00000163-kyodo-soci