2004年04月21日(水) 14時34分
買い取り側の検品要請無視 焼却施設へ牛肉搬入続ける(共同通信)
大阪府食肉事業協同組合連合会(府肉連)の牛肉偽装事件で、府肉連は雪印食品事件発覚後、牛海綿状脳症(BSE)対策事業で牛肉を買い取った全国食肉事業協同組合連合会(全肉連)から牛肉の自主検品を求められたのに、焼却施設への牛肉搬入を続けていたことが21日、分かった。
上部団体でもある全肉連の要請を無視し、焼却施設に搬入した牛肉は、府肉連副会長の元ハンナン会長浅田満容疑者(65)=詐欺容疑で逮捕=が代表理事の別団体と合わせて200トンを超えていた。府警捜査二課は焼却処分を急いだ経緯の解明を進めている。
全肉連の通知文書や関係者の話によると、BSE対策事業で府肉連と府同和食肉事業協同組合連合会(府同食)は2001年12月までに、計1718トンの牛肉を全肉連に買い取らせた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040421-00000137-kyodo-soci