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天ぷら油など使用済み食用油処理剤の販売で、「環境に優しい」などと実際とは異なる疑いのある広告表示をしていたとして、公正取引委員会は２１日、処理剤の販売会社５社に対し、景品表示法違反（優良誤認）のおそれがある、と警告した。
５社は、植木（大阪市）、エヌアンドエス（高知県南国市）、日新メディコ（名古屋市）、トップアイ（同）、東邦テック（兵庫県尼崎市）。
公取委によると、５社は使用済み食用油に水を加えて混ぜるだけで、油を台所の排水口に直接流すことができるという処理剤を販売。インターネットのホームページなどに「環境にとても優しい商品」などと表示していた。
しかし、公取委が依頼して国民生活センターが環境への影響を調べたところ、食用油をそのまま排水口に流し込むよりも水質を汚染しているという結果が出た。
植木は「見解の相違はあるが、公取委側の試験結果を受けて１月に販売を中止した」と話している。(04/21 22:40)