2004年04月20日(火) 15時01分

ネットで請負、懲役７年＝依頼者の妻殺人未遂−大津地裁（時事通信）

　携帯電話の専用サイトで知り合った男から３０００万円で妻殺害を請け負ったとして、殺人未遂罪に問われた東京都板橋区弥生町、元新聞配達員五十川淳被告（３４）に対し、大津地裁の大西良孝裁判長は２０日、懲役７年（求刑懲役８年）の判決を言い渡した。
　大西裁判長は「顔も知らない者同士がインターネットなどで連絡を取り合って殺害を計画、実行した犯行は、社会に影響を与えた」と指摘。「高額の報酬で殺害を請け負い、殺害方法を自ら提案するなど、主体的な役割を果たしており、責任は重い」と述べた。
　判決などによると、五十川被告は昨年１０月中旬、携帯電話専用のインターネット掲示板に「大もうけできる話はないか」と書き込んだ。これを見た滋賀県守山市水保町、印刷業川下宏被告（３４）＝同罪で公判中＝が３０００万円で妻殺害を依頼した。　（時事通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040420-00000827-jij-soci