2004年04月20日(火) 02時05分
虚偽報告でも刑事責任追及 三菱タイヤ脱落問題(共同通信)
三菱ふそうトラック・バス(三菱自動車から昨年1月分社)の大型車タイヤ脱落問題で、三菱自動車が、2002年に起きた横浜の母子死傷事故から1カ月もたたないうちに十分な根拠がないまま「脱落は整備不良が原因」と国土交通省に報告していた疑いが強いことが19日、分かった。
関係者によると、社内の原因調査が開始されていない段階での報告だったという。
捜査当局は、こうした経緯を把握。母子死傷事故に対する業務上過失致死傷容疑に加え、道路運送車両法違反(虚偽報告)の疑いでも当時の幹部らから事情を聴き、刑事責任を追及する方針を決めた。
国交省もリコール(無料の回収・修理)を回避する狙いがあったとみて告発に向け調査を急ぐ。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040420-00000025-kyodo-soci