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2004年04月17日(土) 00時00分

携帯メールの架空請求/相談激増/秋田市朝日新聞・

 秋田市消費者センターへ寄せられた相談件数が急増している。03年度は3437件に達し、前年の1688件からほぼ倍増した。とくに携帯電話のメールなどに、有料サイトの利用料などを「架空請求」してくる相談が増えている。携帯電話を持つ10代の子どもや若者に請求が届くこともあり、同センターは注意を呼びかけている。

 同センターによると、03年度にあった相談のうち「架空請求」に関するものが約半分を占めた。02年度は約370件だったといい、架空請求の増加が、全体の相談件数を大きく押し上げた形になっている。

 相談内容から手口を見ると、ある高校生の場合はメールを送りつけられ、そこに記載されたアドレスを開いたらヌード画像が出てきた。あわてて電話を切ったが、約1カ月後、1万5千円を請求するメールが届いた。

 無視して削除したものの、請求メールが再び届いた末、電話がかかり、「画像取得の件で何回かメールを送っていますが金が振り込まれていない。1日5百円の延滞金がかかります」と通告されたという。

 また、「03年5月に有料サイトを使っている」と今年、電話があり、利用料5万円と1日3千円の延滞金を請求された20代の男性もいた。

 最近の特徴として、当初は金を請求するだけで、振込先を示さないケースが多いという。警察による口座凍結を防ぐためと見られ、電話で請求した段階で、応じそうな人にだけ振込先を伝えるという。

 やみくもに送りつけるため10代に請求が届くこともあり、中高生や大学生からの相談が増えているという。ある大学生は2回計40万円を支払った後、80万円請求され、相談に来たという。同センターは「一度払うとカモとしてリストアップされ、同様の手口で請求が来る。支払いをしないうちに相談して欲しい」と呼びかけている。

 問い合わせは平日に同センター(018・866・2016)へ。

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http://mytown.asahi.com/akita/news02.asp?kiji=5760