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2004年04月17日(土) 00時00分

都が差し押さえ品ネットオークション 自治体で初7月から 東京都がネットオークションに出品を予定している絵画や掛け軸などの差し押さえ品 東京新聞

 東京都は十六日、固定資産税など都税の滞納者から差し押さえた絵画や自動車などを、インターネット大手検索会社「ヤフージャパン」(東京)のオークションサイトに出品する「インターネット公売」で七月中旬から売却すると発表した。差し押さえ物件のネット公売は全国の自治体で初めて。当面は動産に限定するが、来年度中にはマンションなどの不動産にも拡大する方針。

 現行の動産の公売では入札者数が少ないため、落札価格が低いのが現状。ネット公売になると、世界中から何度でも入札できるため、入札者数が増えて競り合い、落札価格が高くなるとみられる。都の税収がアップし、滞納額を上回れば滞納者への還付もできる“一石二鳥”の効果を期待できるとしている。

 ネット公売は、山下清の絵画(見積額十万円)や富岡鉄斎の掛け軸(同三十万円)など十七点で始める予定。公売の一カ月前に物件が公告され、下見会も開く。入札の参加にはクレジットカードと見積価格の一割の公売保証金が必要。ヤフーオークションの利用料は、落札額の3・5%を滞納者が負担する。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040417/mng_____sya_____003.shtml