2004年04月16日(金) 19時40分
12道県で21件脱輪4人死傷 大型車100万台緊急点検(共同通信)
北海道で2月、ダンプカーから外れたタイヤが直撃し男児が死亡するなど、ボルト折損による大型車脱輪事故が相次いでいることから、国土交通省は16日、全国に100万台以上ある大型車すべての緊急点検をするようトラックやバスの協会を通じて使用者に指示した。原因究明や対策をまとめる検討会の設置も決めた。
国交省のまとめによると、車軸とタイヤを留めるハブの「ホイールボルト」8本すべてが折れたことによるトラック、バスの脱輪事故が今年1月から4月までで北海道など12道県で既に21件発生、4人が死傷した。昨年1年間の9件に比べ急増している。
男児が死亡した北海道江差町の事故ではボルト1本が脱落しているのを知りながら放置されていたことから、国交省は点検や整備の不良が事故の大きな要因と判断した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040416-00000211-kyodo-soci