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調べでは、電話には孫のふりをした男とは別に「ナカヤマ」と名乗る男が出て、現金の振り込み先を指定したといい、二人組の犯行とみられる。女性は現金を振り込んだ後に孫と電話で連絡がつき、だまされたことに気付いたという。
同署は「電話だけで現金の振り込みを要求してきたら、おれおれ詐欺の疑いが濃いので、振り込む前にもう一度本人に確認するなど注意してほしい」と呼び掛けている。
(吉田 通夫)
■主婦、210万円 河内町
河内町では十五日正午すぎ、自宅にいた四十代の主婦が電話をとると、息子を名乗る声で号泣するのが聞こえた後、別の男が「あなたの息子は百万円の借金があり、今から中国へ連れていく。もし帰ってきてほしいなら中国側の人と連絡を取るのに百五十万円必要だ」と話した。
主婦はこれにだまされ、指定された口座に約二百十万円を振り込んだ。息子は友人の家にいることがその後分かった。
宇都宮東署でおれおれ詐欺とみて調べている。
■田沼では50万円だまし取られる 77歳男性
一方、田沼町では十五日夕、無職男性(77)から「おれおれ詐欺に遭い、現金五十万円をだまし取られた」との届けが佐野署に寄せられた。
調べでは、男性宅に六日午前十一時ごろ、孫のふりをした男から電話があり、「会社の経理を間違え、五十万円を補てんしなきゃいけない。すぐ五十万円を振り込んで」などと銀行口座を指定してきたという。男性は約三十分後に言われた通り五十万円を振り込んだ。
十五日になって男性が孫に確認したところ、だまされたと分かった。
■宇都宮でも女性が50万円
十四日正午ごろ、宇都宮市の会社員女性(58)が電話をとると、警察を名乗る男が「息子さんが交通事故を起こした」と言い、次に息子を名乗る声で号泣が聞こえた。女性は指定された口座に要求された百五十万円のうち五十万円を振り込んだが、後でだまされたと分かった。宇都宮南署で調べている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20040416/lcl_____tcg_____001.shtml