2004年04月16日(金) 19時42分
<大阪>府肉連・浅田副会長らに逮捕状(朝日放送)
大阪の食肉事業組合の役員らがBSE、いわゆる狂牛病問題の対策事業で輸入牛肉を国産と偽るなどしておよそ6億円を騙し取った疑いが強まり、大阪府警は役員らの逮捕状を取るとともに関係先を捜索しています。
詐欺容疑で逮捕状が出ている大阪府食肉事業協同組合連合会の浅田満副会長ら役員は、2001年12月BSE対策による国の国産牛肉買取事業を悪用し、国産と偽装した輸入牛肉などおよそ573トンを業界団体に買い取らせ、およそ6億円を騙し取った疑いがもたれています。
摘発対象の牛肉の量は、かつての雪印食品や日本ハムの子会社の偽装事件をはるかに上回りますが、そのほとんどが国産かどうかを確かめる検査の前に焼却処分されました。
逮捕状が出ている役員のうち組合の浅田満副会長は国内・海外に20数社の会社を持つ大手食肉グループ「ハンナン」を率いています。(朝日放送)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040416-00000005-abc-l27