2004年04月16日(金) 02時11分
ハンナンが牛肉偽装か BSE対策で輸入肉混ぜる(共同通信)
食肉卸最大手のハンナングループ(本部・大阪市)が2001年の牛海綿状脳症(BSE)対策の国産在庫牛肉買い取り事業で、対象外の輸入肉を国産と偽るなどして業界団体に買い取らせ、不正な利益を得ていた疑いの強いことが15日、関係者の話で分かった。
買い取らせた牛肉は同様の牛肉偽装事件で摘発された雪印食品、日本食品、日本ハムグループよりも多いとされる。捜査当局もこうした経緯を把握し、少なくとも数億円の詐欺容疑で捜査しているもようだ。
関係者によると、ハンナングループは01年10月下旬に実施が決まったBSE対策事業で、1000トンを超える牛肉を大阪府食肉事業協同組合連合会や大阪府同和食肉事業協同組合連合会を通して、全国食肉事業協同組合連合会(全肉連)に買い取らせた際、輸入肉や加工肉を混入したという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040416-00000018-kyodo-soci