2004年04月15日(木) 22時03分
後輪ハブでもリコール 三菱ふそう、1万台(共同通信)
三菱ふそうトラック・バス(昨年、三菱自動車から分社)は15日、大型車の車軸とタイヤを結ぶハブのうち後輪でも、強度不足や加工不良から破損する恐れがあるとしてトラック、バスなど計約1万600台のリコール(無料の回収・修理)を国土交通省に届けた。費用は約13億5000万円になる見通し。
後輪ハブの最初の破損は1990年に発生。2002年には1年間で計16件の破損例があったのに、三菱側は過積載が原因などと判断。前輪ハブと同様にリコールが遅れる結果となった。国交省は「(会社の判断の)経緯に関心を持っており、結果に応じて適切な対応を取りたい」として道路運送車両法違反の可能性もあるとして調べる。
届け出によると、リコール対象はハブの製造が89年12月−90年12月のトラックなど約9100台と、90年6月−91年2月の観光、路線バス約1500台。これらの車両はすべて、3月の前輪ハブのリコール対象にもなっている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040415-00000234-kyodo-soci