2004年04月15日(木) 18時51分

オレオレ詐欺公判　３被告に懲役２年など求刑　／山形（毎日新聞）

　転売目的を隠して、オレオレ詐欺に使われた銀行口座を開設したとして、詐欺罪に問われた川崎市多摩区三田１、塗装工、米倉直樹（２６）▽同市高津区久末、とび職、相本真治（２６）▽横浜市青葉区美しが丘１、解体工、佐藤順一郎（２６）の３被告に対する論告求刑公判が１４日、山形地裁（木下徹信裁判官）で開かれた。
　検察側は米倉被告に懲役２年、相本、佐藤両被告にそれぞれ懲役１年６月を求刑した。
　検察側は論告で「小遣い欲しさによる短絡的、利欲的な動機に酌量の余地はなく、オレオレ詐欺など財産的事犯の一端を担い増長させた」などと述べた。一方、弁護側は「口座がオレオレ詐欺などに使われることはまったく知らず、譲渡相手にだまされて利用された」などとして執行猶予付きの判決を求めた。
　起訴状などによると、３被告は昨年７月１４〜１６日、横浜市などの銀行支店で、譲渡目的を隠して３口座を開設した。【大場あい】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040415-00000007-mai-l06