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三菱自動車製トレーラーのタイヤが外れ、主婦が死亡した事故で、同社側が、このトレーラーを運転していた神奈川県綾瀬市に住む元運送業の男性(57)の側に、男性側から遺族に支払われた和解金などを賠償する意向を伝えたことがわかった。
同社側は、亡くなった同県大和市の岡本紫穂さんの夫明雄さんらが男性を訴えた民事訴訟で損害保険会社が拠出した和解金約7000万円や、休業補償などについて支払いを検討している。
男性側と三菱自動車の商用車部門が分社化した三菱ふそうトラック・バス側双方の代理人の弁護士によると、初の交渉は今月初めにあった。同社側は「合理的な範囲内の賠償には応じたい」との意向を伝え、4月中に行う2度目の交渉で、男性側の代理人が具体的な請求額を示すことで合意した。男性側はトレーラーが押収され、経営していた運送会社が休業を余儀なくされたとして、トレーラーの時価相当額なども請求する方針。
死亡事故につながった金属部品「ハブ」の破断について、同社側は「整備不良が原因」と主張してきた。しかし、3月下旬、三菱ふそうトラック・バスは製造者責任を認めて国土交通省にリコール(無償回収・修理)を届け出た。(04/15 03:02)