2004年04月14日(水) 19時40分
ソフトバンクに行政指導 個人情報流出で総務省(共同通信)
総務省は14日、インターネット接続サービス「ヤフーBB」を運営するソフトバンクBB(東京)の顧客情報大量流出で同社の孫正義社長を呼び、適正な情報管理の徹底と、5月末までに再発防止策をあらためて報告するよう要請する行政指導の文書を手渡した。
総務省幹部は、通信事業者に順守を義務付けた個人情報保護ガイドライン(指針)に違反するとして厳重注意。孫社長はその後、記者団に「深く反省している」と陳謝。麻生太郎総務相からも再発防止を強く求められたとし、「犯人は捜査中で、流出ルートの特定を急いでいる。事件で顧客の新規獲得に影響があった」と述べた。
約451万7000件の顧客情報流出は、1月から2月にかけて発覚。顧客データベース参照権限を持つ人の多さやデータ保存期間の短さなど、同社の情報管理体制のずさんさが指摘された。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040414-00000212-kyodo-soci