2004年04月14日(水) 21時19分
東京ゼネラル幹部を告訴へ 商品先物取引の補償協会(共同通信)
経営破たんした商品先物取引大手の東京ゼネラル(福岡市)が、一定の債務を肩代わりする「商品取引受託債務補償基金協会」(東京都・藤田庸右理事長)に対し、銀行の通帳明細を偽造する手口で虚偽の報告を繰り返し、約29億円分を規定通り信託していなかったことが14日、明らかになった。
協会は東京地検に相談。有印私文書偽造容疑で東京ゼネラル幹部を告訴する方針を決めた。
協会は、商品先物取引業者が破たんした場合などに、業者があらかじめ信託した資産などから、顧客に代位弁済する団体。
関係者によると、東京ゼネラルは1999年10月、協会と契約を結んだ。その後、実際より多い額を信託しているように見せ掛けるため通帳の写しを偽造。2003年夏ごろ協会が調査したところ、02年8月時点で29億円分の信託額の虚偽があったことが判明した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040414-00000256-kyodo-soci