2004年04月14日(水) 21時29分
<ヤフーBB>個人情報流出で孫社長に厳重注意 総務省(毎日新聞)
ブロードバンド(高速大容量)通信サービス「ヤフーBB」の個人情報流出事件で、総務省は14日、運営会社ソフトバンクBBの孫正義社長を同省に呼び、文書で厳重注意して、情報管理徹底と再発防止に努めるよう行政指導した。流出原因の究明や再発防止策の実施状況について5月末までに報告を求め、「不十分なら再度の指導もありうる」(消費者行政課)としている。行政指導を受けた後、孫社長は麻生太郎総務相に会い「深く反省している」と謝罪した。
文書では、451万人分に上る個人情報流出について(1)データベースに社外の契約代理店を含め135のID・パスワードでアクセスできた(2)アクセス記録の保存期間が1週間程度と短かった——など、同社のずさんな情報管理体制を指摘。電気通信事業者が個人情報を適正管理するよう定めた同省のガイドラインが守られていないことに、遺憾の意を表明した。
【伊藤一博】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040415-00000079-mai-bus_all