2004年04月14日(水) 19時44分
ヤフーBBの顧客情報大量流出、国が孫社長に厳重注意(読売新聞)
インターネット接続サービス「ヤフーBB」の顧客情報大量流出事件で、総務省は14日、運営会社であるソフトバンクBBの孫正義社長を呼び、「過去に前例のない大量の個人情報の流出が発生したことは極めて遺憾だ」として厳重注意した。
その上で、再発防止や情報管理の徹底を文書で行政指導し、流出経路の解明や改善策の実施状況について、5月末までに報告するよう求めた。
総務省は指導文書で、同社では事件が発覚するまで顧客情報のデータベースに多数の従業員が接続できたことや、外部の記憶媒体へのコピーも可能だったことなどが、通信事業者が顧客情報を適正に管理するよう定めたガイドライン(指針)に違反すると指摘した。
孫社長は記者団に対し、「深く反省している。(流出経路は)内部からの可能性が高く、今後は『性善説』による情報管理の体制を改めざるを得ない」と述べた。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040414-00000311-yom-soci