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三菱自動車製大型トレーラーの脱輪事故で死亡した主婦の遺族が、同社と国などを相手に横浜地裁に起こした損害賠償請求訴訟で、三菱自動車側が和解を申し入れたことがわかった。13日午後、双方の代理人が賠償金額などについて話し合う。
事故は横浜市瀬谷区で02年1月に起き、亡くなった神奈川県大和市の主婦岡本紫穂さん(当時29)の母増田陽子さんが昨年3月に提訴した。増田さん側は今年2月、同社による事故の再発防止を目的とする「制裁的慰謝料」などを求めて請求額を大幅に増やし、計約1億6500万円の支払いを求めている。
この訴訟で、三菱自動車側は「事故の原因は整備不良」と主張してきた。しかし、3月下旬、同社の商用車部門が分社化した三菱ふそうトラック・バスは製造者責任を認めて国土交通省にリコール(無償回収・修理)を届け出るとともに、増田さんに謝罪。リコールを届け出た3月24日の記者会見で、この訴訟について和解の意向を示していた。
和解の申し入れについて、三菱ふそうトラック・バスは「まだ内容がまとまっておらず、現時点ではコメントできない」としている。
(04/13 11:19)