2004年04月13日(火) 07時04分
「小麦混入でアレルギー症状」米粉パン会社を提訴 仙台(河北新報)
小麦アレルギーを持つ仙台市の幼稚園男児(6つ)が、米粉を主成分とするパンを食べて食物アレルギー反応を起こしたのは、パンに小麦が混入していたためだとして、男児と両親がパン製造販売「おこめ安心食品」(札幌市)に240万円の慰謝料などを求める訴えを12日、仙台地裁に起こした。
訴えによると、男児は生後6カ月で小麦アレルギーを発症。米粉で作る同社のパン「ブライス」を約2年間食べ続けていたが、昨年9月、発疹(ほっしん)などのアレルギー反応が出た。パンを専門機関で検査した結果、食品衛生法で表示義務がある量を超す小麦が含まれていたことが分かった。
小麦は、米粉製造元の製粉会社が、小麦を使う製造ラインと同一のラインで米粉を作っていたために混入したことが判明。おこめ安心食品は、注意喚起の表示をせず、製造過程の把握や米粉検査を怠った、としている。
おこめ安心食品の滝谷誠社長は「訴状を見た上で誠実に対応したい」と話している。
(河北新報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040413-00000008-khk-toh