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国交省によると、この欠陥で、これまでに三台の軽乗用車が走行中に後輪が脱落した。いずれもけが人はないが、昨年九月十六日に長野県の農道を走行中にタイヤが脱落した軽乗用車は、製造から約二週間しかたっていなかった。
同社の調べで、三台とも同じ日の製造と判明。九月に採用した新人職員がたまたま一人で作業中に、ロックナットの締め付けが弱くなっていた。
ほかの製造日の状況も調査した結果、ロックナットにはめ込むねじが設計より若干短い製品があった。この場合もタイヤが脱落する恐れがあり、リコール対象期間を拡大した。
同省によると、ねじが設計より短くなった理由は分かっていないが、完成品検査で合格していた。測定機への置き方が不適切で、検査をすり抜けたらしい。
三菱自動車から昨年一月に分社化した三菱ふそうトラック・バスは先月、大型車の前輪が脱落する可能性があるとして、車軸とタイヤをつなぐハブという部品のリコールをしている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040410/mng_____sya_____006.shtml