2004年04月09日(金) 00時22分
バター輸出は109トン アイスにも使用と独社(共同通信)
【ベルリン8日共同】ドイツ製の無塩バターに金属片が混入していた問題で、ドイツのノルトミルヒ社(本社ブレーメン)は8日、日本の納入先のよつ葉乳業(札幌市)に計109トンを輸出したことを明らかにした。
ノルトミルヒの広報担当者は「金属片が混じっていたのは残念ながら事実だが、具体的に輸出したバターのうち、どの程度の量に金属片が混入したかは不明」と答えた。
同社は「この無塩バターは、アイスクリームや焼き菓子などに使われた」としている。現時点では焼き菓子を食べた1人が、けがをしたとの連絡を受けているという。
また「輸出先に安全確保のために、焼き菓子の回収に努めるよう要請している」と説明。混入した原因については「製造過程でフィルターが破損し、微細な金属片が混入した」と指摘、フィルターは既に交換したとしている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040409-00000010-kyodo-soci