2004年04月09日(金) 13時49分
大音量で近所に被害、奈良の主婦に懲役1年の実刑判決(読売新聞)
大音量でラジオなどを鳴らし続け、隣人女性に慢性頭痛症などを引き起こさせとして傷害罪に問われた奈良市青山、主婦出口香代子被告(48)の判決が9日、奈良地裁であり、奥田哲也裁判長は「騒音をたてることは頭痛などを生じさせる危険性のある行為で、未必の故意があった。短絡かつ身勝手な犯行で、反省もしていない」として、懲役1年(求刑・懲役2年)の実刑を言い渡した。
判決によると、出口被告は「車にボールを当てられた」などと隣人宅とトラブルとなり、2002年6月から1年半にわたり、隣人宅に向け、ラジオや目覚まし時計を並べ、連日長時間、大音量で鳴らし続けて女性に精神的ストレスを与え、慢性頭痛症や睡眠障害などの傷害を負わせた。
公判で出口被告側は「隣人に向けた行為ではなく、傷害を負わせたつもりもない」と無罪を主張していた。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040409-00000404-yom-soci