2004年04月09日(金) 19時06分
県産米偽装表示 和光食糧など有罪−−地裁郡山支部判決 /福島(毎日新聞)
米国産米を混ぜたコメを会津産コシヒカリと偽って販売し、不正競争防止法違反の罪に問われた米穀販売会社の和光食糧(郡山市大町2、増子澄子社長)と、前社長の増子英明(53)=同市大町2、元営業課長の橋本英雄(56)=同市富田町上西田=の両被告に対する判決公判が8日、地裁郡山支部であった。
鈴木信行裁判官は「消費者や生産者の信頼を踏みにじった」として、和光食糧に罰金400万円(求刑・罰金500万円)、増子被告に懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年)、橋本被告に懲役10月、執行猶予3年(求刑・懲役1年)を言い渡した。
判決によると、2被告は共謀し、米国産コシヒカリを「喜多方コシヒカリ14年産100%」と記載した包装袋に入れ、昨年1〜2月、神奈川県座間市のスーパーなど14カ所に、原産地を誤認させる表示をした精米を計23回にわたり納品して、不正競争を行った。【福沢光一】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040409-00000006-mai-l07