2004年04月09日(金) 19時42分
シャトレーゼ・原料バター金属片混入 自主回収の公表遅れ、社長が謝罪 /山梨(毎日新聞)
菓子製造業「シャトレーゼ」(本社・中道町、斉藤寛社長)が焼き菓子20種類の原料に使ったドイツ製無塩バターにステンレス片が混入していた問題で、斉藤社長が8日、本社で記者会見。「もっと早く公表すべきだった。対応が悪く反省している」と述べ、自主回収の公表が遅れたことを謝罪した。
問題の無塩バターは、同社が札幌市の「よつ葉乳業」を通じ、ドイツの乳業メーカーから納入した。シャトレーゼは、よつ葉乳業から2日に無塩バターの使用を中止するよう連絡を受けたが、自社製造ラインの点検に手間取り、販売店への連絡が6日までずれ込んだ。
会見によると、販売済みの商品約84万個の回収は徐々に進んでいるが、数量は把握できていない。8日は消費者から約500件の問い合わせがあり、「どの商品に金属片混入が疑われるか」などの質問が多く寄せられたという。
一方、県は8日、同社豊富工場(豊富村高部)を立ち入り調査した。【佐々木洋、鷲頭彰子】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040409-00000005-mai-l19