2004年04月09日(金) 21時56分

三菱自動車、タイヤ脱落の恐れで５車種８万台リコール（読売新聞）

　三菱自動車は９日、軽乗用車「ｅＫ—ＷＡＧＯＮ」など５車種計８万１５３１台（２００１年９月—２００４年２月製造）の動力伝達装置に欠陥があったとして、リコール（回収、無償修理）を国土交通省に届け出た。この欠陥で、過去７か月間にタイヤ脱落事故が３件起きていた。

　タイヤ脱落事故を巡っては、三菱ふそうトラック・バス（昨年１月に三菱自から分社）の大型車の車軸周辺部品「ハブ」に欠陥があり、約１１万２０００台のリコールを３月に届け出たばかり。

　今回の届け出によると、後輪タイヤを車軸にナットで固定する部分のネジ山に寸法不足の欠陥があり、ナットが緩み、走行中にタイヤが外れる恐れがある。

　この欠陥で、２００３年９月に長野県穂高町で、左後輪のタイヤが走行中に脱落する事故が発生。今年３月までに群馬県と山形県でも同じ事故が起きたが、けが人はなかった。

　その他のリコール対象車種は次の通り。トッポＢＪ▽ミニカ▽ｅＫ—ＳＰＯＲＴ▽ｅＫ—ＣＬＡＳＳＹ（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040409-00000312-yom-soci