2004年04月09日(金) 00時00分
「妊婦が危ない」オレオレ詐欺新たな手口(朝日新聞・)
電話で警官をかたり現金をだまし取る「オレオレ詐欺」が相次いでいる県内で、今度は「弁護士」と「妊娠中の妻」を登場させる新たな手口による詐欺事件が、3月からこれまでに9件発生し、被害額が約2千万円にのぼることが、県警のまとめで8日分かった。昨年10月以降、「オレオレ詐欺」は計23件起き、被害総額は約3400万円。うち、新手口による被害件数が4割、被害額では6割を占めており、県警は注意を呼びかけている。
新たな手口は、「警官」を名乗る犯人が電話口で「息子」が交通事故を起こしたと言い、さらに「相手は弁護士」「妊娠中の妻も乗っていて、おなかの子どもが危ない」などと説明する。「息子」が電話に出ても泣きじゃくるばかりで、気が動転しているように見せかける。「警官」は「相手とは示談で済ませる」と言い、指定した口座に現金を振り込ませるという。
被害者9人は高知市などの30〜60代のいずれも女性。県警は「警察が交通事故の示談で電話することはあり得ない。不審だと思ったら必ず警察に確認を」としている。
(4/9)
http://mytown.asahi.com/kochi/news02.asp?kiji=3231
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