2004年04月08日(木) 18時51分

不当請求急増で、相談件数が過去最高に−−０３年度仙台市消費生活センター　／宮城（毎日新聞）

　仙台市消費生活センターが発表した０３年度の苦情相談状況によると、同センターに寄せられた相談件数は前年比約２・５倍の１万５３９１件と過去最高になった。はがきや携帯電話のメールを利用した不当請求に関する相談が全体の７割を占めており、同センターは「身に覚えのない請求は無視し、まずは相談を」と呼びかけている。
　最も多かった相談は、身に覚えのない債権回収通知書などが届くケースで、０２年度の約５１倍（６８２６件）に急増した。携帯電話のメールなどで出会い系やアダルトサイトの利用料金を架空請求する事案も、同約２倍（３０３１件）と増加傾向にある。
　不当請求に関する相談総数は、０３年度だけで前年度の約８倍に当たる９７４２件に達し、そのうち１５３件は実際に支払ってしまったという。被害総額は約３３００万円に上り、中には１７０万円をだまし取られた会社員の男性もいた。【石川貴教】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040408-00000006-mai-l04