2004年04月08日(木) 20時43分

個人情報１３人分漏れる−−県、造林補助通知を誤送付　／高知（毎日新聞）

　県は７日、造林補助金額の決定を通知する際、他の申請者のデータを含む書類を申請者２０人に誤って送付した、と発表した。すぐにミスに気付いて回収したが、４通は開封されており、補助金額や造林面積など申請者１３人分の個人情報が、本人以外に漏れた形。県は「個人情報保護条例に違反する」として、担当者らを口頭による厳重注意処分にするとともに、再発防止のためのシステム改善を検討する。
　県間伐推進対策室によると、昨年度第４四半期の補助金額が決まった３月３０日、担当職員が、名前や補助金額などが記載された内訳書などを封筒に入れておくように別の職員に指示した。一つの内訳書には、複数の申請者の情報が記載されており、担当職員は後日、申請者別に書類を作り直し、発送する予定だった。
　しかし、指示を受けた職員はそのことを知らず、翌３１日に封筒をそのまま発送。担当職員が１日になって気付き、申請者全員に謝罪するとともに、林業事務所を通じて２０通を回収したが、４通はすでに開封されていたという。
　【内田幸一】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040408-00000003-mai-l39