2004年04月07日(水) 00時00分

食品生産情報など安心マークで表示 都が新制度 （東京新聞）

　都産業労働局は六日、食品の生産・流通情報を消費者に積極的に公開する登録業者が食品に表示する「安心マーク」を発表した。都が業者の食品履歴公開を後押しするため独自に創設した制度。十二日から業者の登録を受け付け、五月下旬にもマークの付いた食品が店頭に並ぶ。

　マークは、農産物や畜産物など生鮮品のほか、冷凍食品などの加工食品にも付く。農家などの生産者と食品メーカーの製造者、スーパーなどの流通販売店が登録できる。デザインは、食品を大きな口を開けて安心して食べられる様子を表現した。

　登録できる業者は、食品履歴情報を一年間保存し、消費者相談の窓口設置などが条件。生鮮品の公開情報は、青果物の種まきや収穫の時期、病害虫の防除情報、牛豚鶏の餌など。加工食品は原材料の生産者、流通販売は食品の保管時の温度などをインターネットや電話で公開する。

　一部スーパーなどが食品履歴を公開しているが、都の制度は規制ではなく、情報公開に熱心な業者を手助けする取り組み。都はホームページで登録業者名などの情報も提供する。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20040407/lcl_____tko_____001.shtml