2004年04月07日(水) 02時28分

偽ヴィトン　ネット販売　容疑で県警　留学生ら逮捕　中国から小包直送（西日本新聞）

　福岡県警生活経済課と北九州水上署は六日、インターネットオークションで偽ブランド商品を販売したとして、商標法違反（商標権の侵害）の疑いで岡山市清輝橋四丁目、自営業西本正秀（４７）と大阪府吹田市山手町四丁目、中国国籍の私立大女子留学生、李〓（２５）の両容疑者を逮捕した。県警は、二人が昨年九月から今年二月にかけ、四十三都道府県の約二千人に、中国から国際郵便を使ってルイ・ヴィトン社製品のコピー商品約二千六百点を約千三百万円で販売していたとみている。

　調べでは、二人は昨年十二月、福岡市東区の雑貨販売業の男性ら三人に、同社製財布のコピー商品など三点（約一万千円）を販売したほか、西本容疑者宅に販売目的でコピー商品計四十九点を所持し、同社の商標権を侵害した疑い。

　西本容疑者は「偽物とは知らなかった」、李容疑者は「すべて西本容疑者に頼まれた」と供述し、いずれも容疑を否認しているという。

　県警によると、西本容疑者は、ネットオークションで同社製の財布やスカーフなどの購入者を募り、落札した顧客に代金を指定の口座に振り込ませた上で、李容疑者にメールで連絡。李容疑者が中国の知人にコピー商品を発注していた。ほとんどの商品は、中国から顧客の住所に国際郵便小包で直接届けられていた。

　価格は本物の十分の一から二十分の一程度で、逮捕容疑の財布の場合、本物は定価六万九千円だったが、四千二百円で販売していたという。（西日本新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040407-00000021-nnp-kyu