2004年04月07日(水) 13時33分
BSEとの関連調査要求 ヤコブ病で米上院議員(共同通信)
【ワシントン6日共同】米ニュージャージー州の町で、自然発生型のクロイツフェルト・ヤコブ病で死亡したとされていた13人が、BSE(牛海綿状脳症)牛を食べて感染する変異型ヤコブ病だった疑いがあるとして、同州選出の民主党上院議員2人が6日までに、米疾病対策センター(CDC)に対し、原因究明を求める書簡を共同で送った。
ロイター通信などによると、13人は1988年から92年にかけて死亡。死因は100万人に1人程度の割合で発症する自然発生の孤発性ヤコブ病とみられていたが、全員が同州チェリーヒルにある競馬場で働いたり、頻繁に通ったりするなどの共通点があった。
書簡の中で両議員は「13人がBSEの牛を食べて感染する変異型ヤコブ病でなかったのかどうか、CDCは詳細に調べる必要がある」と指摘。ほかにもBSEとの関連が疑われる死者がないかどうかの調査を求めた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040407-00000089-kyodo-soci