2004年04月07日(水) 21時44分
原料の独バターに金属片、菓子・缶詰を大量回収へ(読売新聞)
菓子製造の「シャトレーゼ」(山梨県中道町)は7日、洋菓子に金属片が混入して、食べた人が口に軽いけがをしていたことを明らかにした。8日から20品目約84万点を自主回収する。
同社によると、けがをしたのは、兵庫県内の購入者で、3月27日にレーズンサンドに混じっていた金属片で口の中に軽いけがを負った。栃木県内の購入者からは同22日、パフェに針金状のステンレス片が混入していたと苦情があった。
菓子類の原料に使っていたドイツで製造されたバターに、金属片が混入していたことが原因。輸入した「よつ葉乳業」(札幌市)によると、数十トンを仕入れ、約15社に販売したという。製造段階で、濾過(ろか)するためのステンレス製の網が壊れ、混入したとみられる。
シャトレーゼは今月2日、よつ葉乳業から金属片混入の連絡を受けた。
また、同じバターを使っていた「はごろもフーズ」(本社・静岡市)も7日、缶詰に金属片が入っている恐れがあるとして、約14万5000缶を回収すると発表した。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040407-00000114-yom-soci