悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
調査は、横浜市の母子三人死傷事故を受け、同社が一昨年三−五月に実施。大型車約四百八十台のハブの微細な亀裂を調べる磁気探傷検査で、金属摩耗の程度にかかわらず、一定の割合(約三割)で「ヘアークラック」という目に見えない亀裂が見つかった。
「ハブの破断、タイヤ脱輪につながる亀裂は、ユーザーの整備不良によるハブの摩耗が原因」とする同社の従来の説明を否定する結果だった。
国交省によると、一昨年六月二十七、二十八日に川崎市の品質保証部門や栃木県の販売店などを監査。三千台以上のハブの生データを記録したコンピューター画面のうち、八十八台分をプリントアウトした。そのうち二十五台はハブが破断。残り六十三台について、亀裂の欄がなく、国交省は「摩耗していないハブにヘアークラックが起きていることは予想もしていないし、そうしたデータも説明も受けていない」としている。
国交省によると、ふそうはコンピューター画面に磁気探傷検査の結果があったと主張しているという。同省はこのデータが画面にあった可能性はあるが、印刷されなかった理由は不明、としている。
三菱ふそうの広報担当者は「コメントは差し控えたい」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040406/eve_____sya_____003.shtml