2004年04月05日(月) 19時39分
ミツカンが中華スープ回収 乳成分混入、被害報告なし(共同通信)
食品大手のミツカンが自主回収する2種類の中華スープ
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食品大手のミツカン(愛知県半田市)は5日、中華スープのもとに乳アレルギーを引き起こす可能性がある脱脂粉乳が混入したため、計約12万個を自主回収すると発表した。
対象は「中華スープ かにとわかめ入り(4人前)」と、「中華スープ 椎茸(しいたけ)と鶏肉入り(4人前)」の乾燥スープ2種類。
製造ラインの洗浄が不十分で、別の商品の製造に使った脱脂粉乳が1袋に約20ppm混入した。これは厚生労働省がアレルギーを起こす可能性があるとみなす基準値の数ppmを大幅に上回る。混入が始まった時期は分かっていない。
これまでに健康被害の報告はなく、乳アレルギーのない人には影響はないが、乳成分が入っているとの表示はなかった。
消費者からの問い合わせは6日から、フリーダイヤル(0120)243020で受け付ける。
今回の混入は、アレルギー原因物質の検査を依頼している外部機関が見つけ、3月29日に通告を受け分かった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040405-00000134-kyodo-soci