2004年04月03日(土) 03時10分
回転式遊具に挟まれ児童が指切断、大阪で相次ぎ2件(読売新聞)
2日午前10時50分ごろ、大阪府高槻市登町の下田部団地にある公園で、円盤型の回転式遊具(直径1・8メートル、高さ95センチ)に乗って遊んでいた兵庫県三田市の小学1年男児(6)が、遊具の回転軸に右手の人さし指を挟まれ、つめ先を切断された。さらに、午後4時半ごろにも、高槻市の小学5年女児(10)が同様に右手の人さし指を挟まれ、先端を切断された。
公園を管理する府住宅供給公社は、最初の事故から約1時間10分後に消防から連絡を受け、管理人を現場に行かせたが、事故の状況が十分に確認できないまま何の対応も取っていなかった。高槻署は、業務上過失致傷の疑いで同公社関係者から事情を聞いている。
同署などの調べでは、遊具は鉄製の円盤上に座席が4つあり、子供らが座って中心部のハンドルを回転させて遊ぶようになっている。ハンドルは支柱を覆う回転軸の上部についており、回転軸の取り付けボルトが抜け落ち、穴が開いていた。2人とも、この穴に指を突っ込み、回転軸と支柱との間に挟まれたらしい。
同公社によると、事故が起きた遊具は1968年、公園の完成時に設置されたが、昨年12月の点検で腐食がみつかるなどしたため、今年1月に新品と取り換えていた。
大阪府住宅供給公社住宅保全課の話「小さな子供を事故に遭わせてしまい、申し訳ない。遊具の修理個所が多く、日ごろから現場を十分チェックできる体制が取れていなかった」(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040402-00000415-yom-soci