2004年04月03日(土) 18時51分

カキ偽装の２社と経営者を書類送検−−石巻署、虚偽証言などで告発受け　／宮城（毎日新聞）

　韓国産カキを県産に偽装・販売した問題で、石巻署は２日までに、石巻市長浜のカキ加工業者「住吉屋」と子会社の「マルスミ水産食品」、両社を経営する猪又武社長（５４）を景品表示法違反（検査拒否など）の疑いで仙台地検に書類送検した。
　調べでは、両社は韓国産カキを取り扱った事実を認めず、同法に基づき県が０２年１１月に実施しようとした立ち入り調査を拒否した疑い。住吉屋は検査の過程で虚偽の証言をした疑いが持たれている。０３年１月、県が県警に告発していた。
　偽装販売問題は０２年春に発覚。県の調査で両社が０１年９月〜０２年３月、韓国産カキを１０３トン以上入荷したことが判明、三つの入荷ルートも解明されている。調べに対し、猪又社長は容疑を否認しているという。【棚部秀行】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040403-00000007-mai-l04