2004年04月02日(金) 00時00分
米グーグル、無料ウェブメール参入へ(朝日新聞・)
インターネット検索大手の米グーグルが1日、無料のウェブメールサービス「Gメール」の試験運用を開始した。試験で問題点を改善したうえで、年内には一般向けのサービスを始める意向だ。1人当たりのメールの保存容量は1ギガバイトで、通常の米大手の無料サービスの200倍以上に達している。サービスが開始されれば、同様のサービスを提供している米ヤフーやマイクロソフトにとっては脅威になりそうだ。
Gメールは「必要なメールの検索、整理、削除に膨大な時間を費やしている」という他社のウェブメール利用者の不満をヒントに、同社が開発した。
キーワードを打ち込めば、過去のメールの中から必要なメールを簡単に探し出せるのが特徴だという。メールを保存できる容量が大きく、グーグルは「メールを永遠に保存できる」とアピールしている。1日に始まった試験運用には約1000人が参加しており、一般には公開されていない。
同社は、画面での広告掲載収入で運営費用を賄い、利用者のサービス料は無料にする方針。同社のデビッド・クレイン広報担当は「テスト期間を経て、できるだけ早く一般向けのサービスを開始したい。年内には開始できると思う」と説明している。
無料ウェブメールでは、ヤフーのサービスや、マイクロソフトが運営するMSNのホットメールが大きく先行している。しかし、現在は米ヤフーのウェブメールの容量制限は4メガバイト、ホットメールは2メガバイトにとどまっており、容量千メガバイト(約1ギガ)のGメールのサービスが開始されれば利用者の関心を集めそうだ。
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http://mytown.asahi.com/usa/news02.asp?kiji=5735
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