2004年04月01日(木) 08時32分
サントリー、7万5000人分の顧客情報流出−業務代行会社から(日刊工業新聞)
サントリーの顧客7万5000人分の個人情報が03年春までに東京都内の二つの名簿業者に流出していたことが31日、分かった。
同社のサンプル商品の電話受け付けを請け負った都内の代行会社「第一アドシステム」(東京)から名簿業者に流れた疑いが強いという。
第一アドは当時、情報が不正に持ち出された可能性があるとして警視庁に届け出たが、サントリー側は「その後の対応で情報が2次流出する可能性がなくなった」として、事実の公表は見送っていた。
サントリーの調べによると、流出した個人情報は、同社が02年1—3月に行った健康食品のモニターキャンペーンへの応募分で、氏名、住所、電話番号などが記されていた。
情報の流出は昨年春ごろに外部からの指摘で発覚したが、代行業者は流出が発覚した直後の昨年5月に名簿業者に残っていた個人情報の記録をすべて消去した上でデータ類を回収したとしている。
(日刊工業新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040401-00000010-nkn-ind