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千葉県市川市の「日下部病院」で腸のポリープの摘出手術を受けた男性(当時56)が術後に死亡したのは医師の過失が原因だとして、同病院を経営する医療法人恒陽会と医師に対し、妻らが約9402万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が31日、東京地裁であった。片山良広裁判長は「医師が十分な輸血をしていれば、死亡することはなかった」と述べ、約8051万円の賠償を命じた。
判決によると、男性は00年4月24日に同病院で手術を受けた。下血が続き、同年5月2日に死亡した。死因は急性胃潰瘍(かいよう)による出血性ショックだった。
医師側は「過度の輸血は心不全や肺不全を併発する可能性があった」と主張したが、判決は「ヘモグロビン値の低下などから、輸血の必要があったことは明らか」と判断した。
同病院は「判決は不服だ。控訴を含めて対応を検討している」とコメントした。
(03/31 22:25)