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2004年03月31日(水) 09時19分

なぜ、面白くないメルマガが多いのかjapan.internet.com

米国のEメールマーケティングコンサルタント Ms.Jeannne S.Jennings さんの考えていることにこんなものがある。参考になるので、読者さんと情報を共有したいと思う。

1. コンテンツがすべて!(Content is King)

法人企業が発行する多くのメルマガは、発行企業のサービスにフォーカスが置かれ、読者の関心事にあまり触れていない場合がある。言い換えればダイレクトメールなのだ。本来の意味のメルマガではない。

彼女のお勧めは、少なくともメルマガのコンテンツの60%以上を、読者に役に立つ、読まれるコラムにすべきだということだ。

2. メルマガのフォーマットが次に大切!(Format is Queen)

法人企業が発行するメルマガの文章は、文章力のある人が書かれている場合が多い。ただ、メルマガの特徴をよく理解されていない人も多い。

段落の文章量(行数)が、学校の国語の授業で学んだルールに縛られている点だ。1つの段落の行数が5行以上になっているコラムが目立つ。

学校で学んだルールに従うと満点なのだが、コンピュータ画面でそれを読む読者にとっては落第点になる。コンピュータの画面は、書籍と違って読みにくい。

メルマガでは、読者が読みやすいフォーマットを優先する。学校で学んだ段落のルールは、あえて破る。

彼女も私も、一段落の行数は5行以内、という点で合意している。さらに私は、3行がベストだと思っている。3行くらいが一目で読み取れる分量だからだ。

3. スマイルと笑い!(Smile and Laughter)

ノンパーソナル(発行者の顔が見えない)でドライなメルマガが、法人企業発行のメルマガだ。そんな印象が、今も続いている。

プロのライターが法人発行のメルマガを請け負うとき、依頼元の企業から、会社のブランドを傷つけない当り障りのない書き方を指示される。

そうなるとどうしても、文章はすごく綺麗だがドライな印象を与えるメルマガになってしまう。

読者は、感情に訴える、心に引っかかるコンテンツ、そして、心を和ませるスマイルと笑いをもたらす仕組みがあると喜ぶ。

スマイルと笑いをもたらす仕組みは、メルマガ発行者の性格や書き方、考え方に依存するだろう。誰もができるものではないかもしれない。でも、一度はトライして見てはどうだろうか。

私は、メルマガを本来のメルマガの姿に変えたい。今の法人発行のメルマガは、読者志向のメルマガになっていない。あまりにもビジネス志向のメルマガになり過ぎている。

「人は、人に恋をする。読者は、メルマガを書いているメルマガ発行者に恋をする」(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)

記事提供: Eメールマーケティング・メルマガの相談サイト



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