2004年03月31日(水) 20時28分
高収入持ち掛け学生勧誘 マルチ業者に改善勧告(共同通信)
大学生らを会員にして健康食品などのマルチ商法を展開するウイーズインターナショナル(福岡県久留米市)に対し、東京都は31日、特定商取引法と都消費生活条例に違反する勧誘があったとして改善を勧告した。簡単に高収入が得られるような勧誘や虚偽説明をしていたという。
大学生のマルチ商法被害が昨年から急増し、文部科学省が1月、全国の大学と短大に注意喚起の文書を送っていた。同社が中心的な業者と都はみており、勧告には入学シーズンを前に被害防止の狙いもあるという。
都生活文化局によると、昨年12月現在の会員は約5300人。約8割は東京、千葉、埼玉、神奈川で半数が未成年。2003年度の相談者の平均契約額は約10万5000円だった。
商品を買って会員になり、別の会員を勧誘すると高収入が得られるシステム。口コミやメールで広がっていた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040331-00000200-kyodo-soci