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東京都港区の大型複合施設「六本木ヒルズ」内の森タワーの自動回転ドアに6歳の男児が挟まれて死亡した事故を受け、東京都は31日までに、回転ドアを製造、販売している大手4社に対し、再発防止のための一斉緊急点検を要請した。回転ドアには法的規制がないため、都は「依頼」としているが、事実上の行政指導という。
都都市計画局によると、点検を依頼したのは、今回事故が起きた回転ドアを販売した三和タジマのほか、ナブコシステム、寺岡オートドア、YKKAP(本社はいずれも都内)。4社が都内のオフィスビルやホテルなどに取り付けた回転ドアの台数は113施設、計260台という。
同局は4社に送った文書で「二度とあってはならない事故と考えている」として、各社が設置した自動回転ドアについて制御装置や安全装置の点検をするよう要請した。
六本木ヒルズは都が建築確認をした建物。事故が起きた26日も、施設を管理する森ビルの担当者と設計事務所の担当者から事情を聴き、職員2人も現地に派遣した。そのうえで、森ビルに事故原因の究明と、回転ドアの検査結果の報告を求め、運転再開前に都の立ち会いの下で安全チェックをするよう指導した。
(03/31 11:56)