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家庭用液化石油（ＬＰ）ガスの中小販売業者８０社が、大手３社を相手に一定価格以下での安売り販売の差し止めを求めた訴訟の判決が３１日、東京地裁であった。中小業者は、大手の価格は独占禁止法違反（不公正取引）にあたると主張したが、永野厚郎裁判長は「価格差は競争によるもので、不公正と言えない」と述べ、中小業者の請求を棄却した。
訴えられていたのは、日本瓦斯（東京都中央区）、ＴＯＫＡＩ（静岡市）、トータルエネルギー（東京都昭島市）。
判決によると、中小は１０立方メートルあたり５０００円前後で販売してきたが、大手３社は首都圏の新規の客には４０００円台で販売する一方で、既存客には５千円台で販売してきた。
(03/31 11:51)