2004年03月30日(火) 00時00分
走行距離を過少掲載・中古車販売業者に警告(山形新聞)
天童市駅西3丁目の中古車販売業「マックコーポレーション」(宮崎厚代表)が、自社の展示場に展示していた中古車8台の走行距離を過少に情報誌に掲載したとして、公正取引委員会は29日、景品表示法違反(不当な表示の禁止)で同社に警告した。
公取委によると、同社は今年1月発売の中古車情報誌「カッチャオ東北版」(隔週発行)と「Goo東北版」(同)で、自社展示場の中古車8台について、走行距離を過少に表示した。
2つの情報誌に掲載した走行距離は約8万キロから約10万1000キロだったが、実際は約16万2000キロから約9万5000キロで、約8万キロから約5000キロ過少に表示していた。走行距離メーター自体の操作は認められなかった。
8台はすべて普通車で、情報誌に掲載した価格は20万—160万円だった。
公取委は先月2日、任意で同社を調査。不当表示した8台は昨年夏以降にオークションで購入し、このうち2台については既に売却済みだったが、購入者はともに情報誌ではなく同社に展示してあった実物を見て購入したという。
マックコーポレーションは1998年12月に設立。8台以外にも違反があったかどうかについて、県庁で会見した公取委の相馬哲夫東北事務所長は「そのような事実はつかんでいない」とコメントした。
http://www.yamagata-np.co.jp/kiji/20040330/0000001359.html