2004年03月30日(火) 19時40分
県男性職員が車上狙いの被害 税務書類を紛失、かばんごと盗まれる /福井(毎日新聞)
◇滞納額など84人分の個人情報記載
県は29日、税金滞納者84人分の個人情報が記載された税務書類を紛失したと発表した。坂井県税事務所の50歳代の男性職員が25日に車上狙いに遭い、書類が入っていたかばんごと盗まれたという。県は既に丸岡署に盗難届を出しており、これからリストの対象者全員に連絡し、謝罪するとともに税務職員をかたる者に誤って納税しないよう伝えるという。
紛失したのは自動車税と不動産取得税に関する滞納整理票8枚(8人分)と同県税事務所が滞納整理状況を把握するため独自に作成した一覧3枚(76人分)。記載されていたのはいずれもあわら市と坂井郡内の住民の情報で、氏名、住所、車の登録番号、滞納額、対応内容などという。
職員は25日午後5時半ごろ、滞納者宅を訪問後、車で春江町の自宅に帰宅し玄関前路上にリストなどの入った手提げかばんを車内に置いたまま無施錠で3時間停車。職員が戻ったところかばんがなくなっていたという。県は職員への処分を検討、個人情報の記された書類についての厳格な取り扱いについてのマニュアルをまとめるという。【兵頭和行】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040330-00000002-mai-l18